サーチナ サーチナ・ファイナンス
経済総合 市況・相場観 中国株と日本株
and or

中国人の半数が「結核の保菌者」、抗生物質効かない耐性菌増加

2010-03-24 18:00


 3月24日は世界結核デー。かつては「死病」と恐れられた結核も、日本では死亡者が大幅に減少したが、それでも年間2000人以上。中国では2009年、肺結核が原因で死亡したと報告された人が3783人、感染者の報告は107万6938人だった。抗生物質が効かない耐性菌も多く、中国日報によると、流行が爆発すれば、恐るべき事態になるという。
 中国工程院院士で、呼吸器感染症の権威とされる鐘南山氏によると、2000に調査では、体内で結核菌の活動が活性化している人は中国全国で450万人、保菌者は5.5億人との結論が出された。人口の約半数が結核菌を持っており、一生のうちに発病する確率は10%と考えられる。
 一般的な治療法は、抗生物質4種を同時に使うことで、連続して6−8カ月使いつづければ、結核菌を完全に消滅させることができる。しかし最近では、抗生物質に耐性を持つ結核菌が増えている。
 中国政府・衛生部の陳竺部長によると、結核発病者中、耐性菌による患者の割合は8.32%で、患者数では世界で最も多いインドに匹敵する。効果が出ない抗生物質の種類が特に多い耐性菌の場合、0.68%。耐性菌による流行が爆発すれば、「その危険性は、エイズをはるかに上回る」という。
 発病者の8割が、農村部住民ということも、問題だ。うち、75%は働き手であるはずの青年から壮年にかけて。鐘氏によると、耐性菌による結核患者は、特に西部地区で目立つという。都市部に労働者として一定期間移り住む人が多い地域で、公共衛生上も極めて危険であり、「貧困が結核を生み、結核が貧困を生む」悪循環が発生しているという。(編集担当:如月隼人)







当サイトの株価、並びに、関連の情報サービスは、 モーニングスター 株式会社 が提供しています。
  香港聯合交易所有限公司、 ETNET、Megahub、中国新聞社などから情報提供を受けています。

当サイトで提供している株価、記事、画像、図表などの転用、販売、再配信は固く禁じます。

当サイトで提供している株価や為替レート等のデータは、情報の発生から15分以上遅延しており、最新のデータではございません。
  お客様が実際にお取り引きをされる場合には、最新データをご参照の上、お取り引きされることをお勧めします。

また、取引時間外の場合は、前回の取引終了時点のデータを掲載しています。
  香港市場/プレオープニングセッション10:00~10:30、前場10:30~13:00、後場14:00~17:00