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中国で保険業界が2兆円を不動産市場へ、「嵐の前の静けさ」か

2009-10-22 17:00


 中国では10月1日施行の「保険法」で、保険資金の不動産投資が認められた。しかし、政府所管部門の中国保険監督管理委員会(保監会)が「保険資金の不動産投資に係る管理方法」など実施細則を発表していないため、実際の投資活動は始まっていない。業界全体の投資額は1700億元(22日為替レートで約2兆2800億円)になるとされ、保険・不動産両業界は「嵐の前の静けさ」との見方もある。
 中国では「法」で大まかな規則を定め、後に「管理方法」などで細則を発表することが多い。関係者・業界は細則の発表を待つことになる。
 保険資金の運用については、消費者である保険加入者にリスクをもたらすとして、慎重論も根強い。時代商報によると保監会の関係者は、「当初は保険資金の5%までの不動産投資を認めることになるだろう」と述べた。2008年末時点の保険資金は3.34兆元なので、業界全体で1700億元程度の運用が認められることになる。
 国際的には保険資金の不動産分野の投資は、10%−15%程度が合理的とされているので、将来的には上限が引き上げられる可能性もある。
 平安保険−香港上場(2718)−は8月から9月にかけて、傘下の信託会社が不動産の金地集団、緑城集団などと接触した。平安保険は以前にも不動産会社と提携したことがあるが、大手との協力体制は初めてだ。
 中国人寿−香港上場(2628)−も、傘下の国寿投資が信達投資公司と7月に戦略パートナーシップを締結。商業地やホテル、不動産管理業務で双方が全面協力することを決めた。
 保険業界関係者によると、多くの場合、投資対象は高価値・高知名度の「黄金物件」になる見込みだ。保険会社は不動産に対する知識と経験に乏しいため、低リスクと考えられる「黄金物件」に注目しているという。(編集担当:如月隼人)







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