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朝鮮時代のソウル市内は汚物まみれ、衛生状態が深刻だった=韓国

2012-10-11 10:00


 ソウル大医科大学・シン・ドンフン教授の研究チームは10日、「景福宮の塀、光化門広場の世宗大王銅像の下、市庁舎付近、宗廟広場などソウル四大門の重要なポイントの朝鮮時代の地層から、各種の寄生虫の卵が発見された」と明らかにした。複数の韓国メディアが報じた。
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 韓国メディアは、「朝鮮時代の人々の胃に寄生虫、衝撃」「朝鮮時代、漢陽通りはふん尿天国」などと題し、世宗路につながるソウルの中心地は朝鮮時代、においに悩まされ、通りでは汚物を踏んでしまう汚れた街であり、衛生状態も深刻だったと伝えた。
 朝鮮王朝実録などの古文献に漢陽の汚染状態が記録されたりしていたが、土から抽出した寄生虫の卵など、これらを実証した研究が国内の考古学界に報告されるのは今回が初めて。
 研究チームは、地層から肝臓ジストマ、回虫などの卵を発見した。これらの寄生虫は、哺乳類や魚類などの動物を宿主にして人体に侵入した後、長期間に寄生し、その後、便を介して再び外に出る。
 実際の景福宮の前で抽出した土壌からは、1グラムあたり最大165個の卵が確認され、残りのサンプルでも平均35個の卵が発見された。
 シン教授は「当時、人ぷんによる土の汚染度がかなりひどかったという事実を示す結果となった。現在に置き換えた場合、寄生虫の卵がこれほどたくさん出てくる地域は、衛生施設が劣悪な発展途上国の大都市だけ」と説明した。
 分析の結果、地層が形成された時代は、15〜18世紀とされ、シン教授は「ほぼ同じ時期のヨーロッパの大都市の状況と似ている。朝鮮が漢陽に都を移した14世紀以後、当該地区の人口は爆発的に増加した。多くの人が排出したふん尿を処理する衛生施設が不備であったため、都市がこのように汚染されたものとみられる」と分析した。
 研究チームは、2009年から国立文化財研究所などの支援に寄生虫学を融合した考古学の研究を進めており、以前の研究では、朝鮮時代のミイラ18体から出てきた寄生虫の卵を分析して、この時代の人々の寄生虫感染率が現在の10倍に上るとの事実を明らかにした。(編集担当:李信恵・山口幸治)







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