[A株とは?] 中国本土には上海と深センに株式市場があり、それぞれにA株・B株と呼ばれる株式が上場しています。A株は中国国内の投資家に限定した市場で、人民元で取引されています。現在、徐々に外資にも開放されつつありますが、保護・育成段階にある中国の主要ボードです。いずれは上海と深センにあるメインボード、あるいはそこに上場しているA・B株という区別も撤廃され、上海に一本化されるとの見方があります。 [B株とは?] 外貨で取引されるのがB株市場です。もともとは海外投資家に限定した取引でしたが、2001年からは中国国内の個人投資家にも取引が開放されました。開放された時は、一気に大量の資金がB株市場に流れ込みました。上場銘柄数や時価総額など、市場規模はA株の10分の1程度です。政府当局は、A株の全面対外開放に向けた試験的な市場という意味で開設したようです。2006年9月末時点での、上場銘柄は上海と深セン合わせても109銘柄と小数です。 [A・B株の関係] A株とB株は、中国本土企業が発行する全く同一権利・額面の株式です。取引対象の違いで、便宜的にA株とB株というような区別が設けられています。株価やPERなどの指標はいずれも、「A株>B株」という関係になっています。これは、市場参加者数の違い、知名度の違い、総じて各市場における資金量の違いなどが原因です。 単純に考えれば同一権利ですので、株価の安いB株の方がお買い得ですが、B株が試験的な市場である以上、政策変動にはA株以上に左右されるというリスクも存在しています。すでに一部からは、「B株の歴史的役割は終了した」という声も聞かれます。すぐに撤廃され、跡形もなくなる、という訳にはいかないと思いますが、A株との統合など、当局レベルではすでに視野に入れているともいわれています。とりわけ2006年9月に入り、事実上資金調達機能が失われているB株をいかに流通させるかについて専門家による意見交換が行われ、B株を直接A株に交換する意見が解決策の1つとして挙げられました。
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